原作と、関連参考文献のご案内 1

ついに憧れのヘレン・スウェルさん挿絵版の「大きな森の小さな家」を買うことができました。Copyright 1932という情報しか掲載されていませんが、裏表紙に「この楽しき日々」までの案内が出ているところをみると、1943年以降の版であることは間違いないようです。折り返しに$2.00という値段が印刷されています。初版はこの世に何冊存在するのでしょう?

(Photo by Keiko)

最終更新:2000/3/23

。Part1: オリジナル「リトル・ハウス・ブックス」

。Part2: ローラやローズのその他の作品と、関連書物(日本語版情報などかなり更新しました)

おまけ:ちょっとひとりごと


Part1: オリジナル「リトル・ハウス・ブックス」

・・・

  • 大きな森の小さな家

<Little House in the Big Woods> 

米国初版年:Harper &Brothers( 現Harper Collins) 1932年 

福音館、青、講

日本初版年:福音館書店 翻訳:恩地三保子

挿絵:米国初版 Helen Sewell 1953年版よりGarth Williams

舞台:ウイスコンシン州ペピン近郊

「大きな森」での幼年時代を描きます。

  • 大草原の小さな家

<Little House on the Prairie>

米国初版年:Harper &Brothers ( 現HarperCollins) 1935年 

福音館、青、講

日本初版年:福音館書店 翻訳:恩地三保子

挿絵:米国初版 Helen Sewell 1953年版よりGarth Williams

舞台:カンサス州インディペンデンス近郊

「大きな森」を幌馬車で旅立ち、カンサスに「大草原の小さな家」をたてます。ところが
父さんはそこがインディアン居住区であることを知りませんでした。一家は立ち退くことになります。テレビでおなじみのエドワーズおじさんとタッカーじいさんの歌が登場します。
  • プラムクリークの土手で

<On the Banks of Plum Creek>

米国初版年:Harper &Brothers ( 現HarperCollins) 1937年 

福音館、青、講

日本初版年:福音館書店 翻訳:恩地三保子

挿絵: Helen Sewell &Mildred Boyle1953年版よりGarth Williams

舞台:ミネソタ州ウオルナットグローブ

インガルス一家はプラムクリークのソッドハウスにまず落ち着きます。
そして、ローラとメアリーははじめて学校にゆくことに。
ネリー、ウイリー、オルデン牧師などテレビでおなじみの登場人物も。
  • シルバーレイクの岸辺で

<By the Shores of Silver Lake>

米国初版年:Harper &Brothers ( 現HarperCollins) 1939年 

福音館、青、講

日本初版年:福音館書店 翻訳:恩地三保子

挿絵:米国初版 Helen Sewell &Mildred Boyl e

1953年版よりGarth Williams

舞台:サウスダコタ州デスメット

メアリーが失明し、ローラの愛犬ジャックが死にます。
一家はサウスダコタに引っ越すことに。
  • 長い冬

<The Long Winter>

米国初版年:Harper& Brothers( 現HarperCollins) 1940年

岩波のみ? 

日本初版年:(調査中)

挿絵:米国初版 Helen Sewell &Mildred Boyl e1953年版よりGarth Williams

舞台:サウスダコタ州デスメット

サウスダコタのデスメットでインガルス一家と町の人々は異常に長くつらい
冬と闘うことに。アルマンゾ、ロイヤルが登場します。
  • 大草原の小さな町

<Little Town on the Prairie>

米国初版年:Harper &Brothers ( 現HarperCollins) 1941年

岩波、青、講 

日本初版年:岩波少年文庫 翻訳:鈴木哲子

挿絵:米国初版 Helen Sewell &Mildred Boyle 1953年版よりGarth Williams

舞台:サウスダコタ州デスメット

ローラの学生&青春時代。一番好きな作品です。
  • この楽しき日々

<These Happy Golden Years>

米国初版年:Harper& Brothers ( 現HarperCollins) 1943年 

岩波、青、講

日本初版年:岩波少年文庫 翻訳:鈴木哲子

挿絵:米国初版 Helen Sewell &Milded Boyl e1953年版よりGarth Williams

舞台:サウスダコタ州デスメット

ローラは先生になります。そしてアルマンゾと18才で結婚を。
  • はじめの4年間

<The First Four Years>

岩波のみ

米国初版年:Harper &Brothers ( 現HarperCollins) 1971年 

日本初版年:岩波少年文庫  翻訳:鈴木哲子

挿絵:Garth Williams

舞台:サウスダコタ州ドスメット

ローラとアルマンゾ、そして娘ローズの「はじめの4年間」。
  • 農場の少年

<Farmer Boy>

米国初版年:Harper& Brothers ( 現HarperCollins) 1933年 

福音館、青、講

日本初版年:福音館書店 翻訳:恩地三保子

挿絵:米国初版 Helen Sewell 1953年版よりGarth Williams

舞台:ニューヨーク州マローン

ローラの夫、アルマンゾの少年時代を描きます。

★ちょっとヒトリゴト★

一ヵ月ごとに、一冊づつ。「大きな森」から「シルバーレイク」までの最初の

5冊は、福音館書店のハードカバー製。「大きな森」は1、200円、その他は

1、500円という当時にしてはお高めだったのでそんな風に買ってもらっていました。

版権の都合か、「長い冬」以降は岩波少年文庫で廉価。こちらの初版は

福音館書店版の初と比べても随分古いですよね。小学校の図書館に、

ボロボロの表紙に黄ばんだページの文庫が置いてあったのを覚えています。

翻訳者もそれぞれ違っていて、福音館版は恩地三保子さん、岩波版は鈴木哲子さん。

恩地版では「父さん」「母さん」だったのが鈴木版ではいきなり

「父ちゃん」「母ちゃん」。あとがきで恩地さんは「母さんは元先生で喋り方が

違うのでその雰囲気をだした」一方、鈴木さんは「わざと田舎ぽい雰囲気をだした」 

とのこと。どちらの翻訳も大好きでした。

今では講談社文庫や角川文庫等から様々な翻訳が出ていますが

私にとっての「大草原」は永遠にこの二つの出版者からでた翻訳です。

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