- 2.朝日新聞・読売新聞 テレビ批評欄再録 資料提供:オープン パンチさん
- 朝日新聞TV欄 試写室
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- 1975年3月21日(金)
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<力作といえる西部劇>
アメリカのNBCが74年に製作した、1時間半のテレビ向け映画。
連続ドラマの試作品として作られたそうで、長編の第一回としての性格と、
単発・読み切りの構成とを持っている。そのためにドラマのヤマ場が不明確になった
欠点はあるが、まずは力作だろう。「ララミー牧場」と「怒りの葡萄」を加えて、
家庭向けに薄めたものと思えばいい。
百年前のアメリカ。東部に住んでいた一家が、西部に移住する。夫(マイケル・ランドン)と
妻(カレン・グラッスル)は、小さな三人の娘とほろ馬車に乗り、野超え山超え、、、。
ついに格好の場所を見つけて、丸木小屋を建て始める。その間、オオカミは襲ってくる、
インディアンが来る。火事も起こる、、、。
夫が「理想的な土地だ」と叫ぶや、一家はそこにマイホームをつくる。日本人、あるいは
西欧人には、こうした芸当はできない。アメリカ人の自由や楽天性の起源をドラマは
教えてくれる。独立二百年祭を意識して製作されたらしく、大当たりしているとか。
一時代前の西部劇にあったインディアンへの差別は」消してあるが、聖書や教会の話が
よく出ている。清教徒主義は今も生きている。
(針)
- 読売新聞TV欄 試写室
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- 1975年3月21日(金)
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<西部開拓、高らかに歌う人間賛歌>
今から百年ばかり前、アメリカの西部開拓時代の物語である。
ウィスコンシン州に住んでいたインガルス一家は新天地を求め西部に向かう。
父チャールズ(マイケル・ランドン)、母キャロライン(カレン・グラッスル)、
長女メアリー(メリッサ・スーアンダーソン)、次女ローラ(メリッサ・ギルバート)
三女キャリー(リンゼイとシドニー・グリーン・ブッシュの双生児が交互出演)の一家は
カンザス州に入り、丸太を集めて家を作る。
アメリカでは児童文学の古典的存在であり、日本でも翻訳が出ているローラ・インガルス・
ワイルダーの作品を、父親役のマイケル・ランドンが監督した一時間半のテレビ用劇映画。
製作は米NBC。
物語は父親っ子の次女ローラの目を通して語られる。冒険心にあふれ、こどもらしい正義感を
持つこの少女は、外観や表面的な行為で人間を評価するのを拒否し、大自然の脅威に恐れ
おののき、先住民であるインディアンを白人が追い払うのは不当だと主張する。
新天地での生活、それはゼロからの出発で、苦しい日の連続だ。そこからこどもたちは
たくましく生きようとする。その姿勢が感動的である。画面に流れるデビッド・ローズの
音楽も高らかに人間賛歌を歌い上げている。
(安)
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- 1975年7月23日(水)
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<大自然を背景に奏でる人間賛歌>
アメリカでは児童文学の古典となっているローラ・インガルス・ワイルダーの原作をもとに
米NBCがテレビ映画化した「大草原の小さな家」は今年の春、日本でもNHKで放送されたが、
今夜から放送されるものは、「大草原の小さな家」に続くワイルダーの「プラムクリークの
土手で」をもとにシリーズ化したもので五回放送。
西部開拓時代、父チャールズ(マイケル・ランドン)、母キャロライン(カレン・グラッスル)、
長女メアリー(メリッサ・スー・アンダーソン)、次女ローラ(メリッサ・ギルバート)、
三女キャリー(リンゼイとシドニー・グリーン・ブッシュの双生児が交互出演)のインガルス
一家は、カンザスからミネソタのプラムクリークに移る。小麦作りに適した土地だが、家を
建てる金も、畑を耕すスキを買う金もない。
ゼロから出発して家族の住む家を、そして生活の手段として小麦畑を作ろうとする父。
子供たちはその父や、隣人たちを通して、生きることの厳しさを、人間愛を知りながら
成長して行く。それはのびやかな大自然を背景にした人間賛歌とも言えよう。家族も土地も、
そして空さえも若々しさにあふれた映画である。
(安)
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- 1975年7月23日(水)
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<派手さはないが新鮮>
米国のテレビ番組の作り方には考えさせられる面も多い。「パイロット版」というのも
その一つ。連続ドラマ化の前に、まず一本”試作品”を作り、視聴者の反応を見てその
後の作品作りに取り組んで行くやり方だそうで、視聴者と一緒に番組の方向を考えよう
という姿勢なのだろう。三月の春分の日にNHKが放送したのは、その「パイロット版」。
日本でも大きな反響があったというが、むこうではそれ以上だったらしく、週一回の
長期連続ドラマになった。
今回放送されるのは、その五本目まで。児童文学の古典として定評のあるローラ・インガルス・
ワイルダーの原作に支えられているとはいえ、全体の引き締まった構成は相変わらずだ。
舞台は今から百年前、西部開拓時代のアメリカ。両親(マイケル・ランドン、カレン・
グラッスル)と三人の子どもたちは、今度は長い旅のあとミネソタにやってくる。金も
力もなくても、一家には新生活へのあふれるばかりの希望がある。
物語そのものは、むしろ平凡と言っていい。ガン・マンの出てくる西部劇のような派手さも
ない。が、たとえば第一回に描かれている働く両親の姿には不思議な新鮮さがある。
製作したNBCでは、同じ水曜日の夜8時に、この番組を放送している。日本の夜8時台の
番組との違いも考えさせられる。
(氷)
アメリカの西部開拓時代に、大自然に立ち向かいながら、深い愛情に結ばれ、たくましく、
楽しく生きていく一家を描く物語。原作は、アメリカ児童文学の古典といわれるローラ・
インガルス・ワイルダーの自伝小説。昨年放送したものの続編。
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- 1977年10月4日(火)
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<未開の大地と闘う少女の姿>
まえにNHKから放送され話題になったテレビ映画の続編。アメリカNBC製作の新作二十二本(参照:Keiko 注)を、
毎週一本ずつ放送してゆく。
児童文学者のローラ・インガルス・ワイルダーの同名小説が原作で、舞台は約百年前の
アメリカの西部開拓時代。両親と娘三人のインガルス一家の話である。第一話は、
少女ローラが、弾をこめたままの銃を倒したため暴発、父親が重傷を負う。二人で狩りに
出かけたときの出来事で、大森林の中では手当てのしようもない。ローラと近くの小屋に
いた老人が、やっとのことで町へたどりつき、救援隊を呼ぶ。
未開の大自然にほうりだされた少女が幾多の困難を乗りこえ、父親の命を救う。
「人間やればなんでもできる」「失敗したら何度でもやり直せ」といった教訓が繰り返されるが、
いや味にならない。
(一)
- Keiko注:新作22本とありますが、実際に放映されたのは21本です。残りの1本については、「日本未公開エピソードについて」をご覧ください。
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人気シリーズの第五弾。シリーズ開始当時のものに比べ、メアリー、ローラ、キャリーら
出演の子どもたちもそれぞれ成長し、インガルス一家にとっては五年目の物語を展開する
ことになる。第一回目は、ローラ(メリッサ・ギルバート)がインガルス一家のこの四年間を
振り返り、一家が最初に新天地を求めて大草原に移り住んだときから、メアリー(メリッサ・
スー・アンダーソン)が失明するまでを回顧する。
製作・アメリカNBC、脚本,監督・マイケル・ランドン。二十五回。
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- 朝日新聞TV欄 試写室
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- 1981年4月11日(土)
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感謝祭の夜、ローラ(メリッサ・ギルバート)の思い出帳から、今までの出来事を、
一家で追想する「わが家の思い出」を二回にわたって放送。
今回はやっと実った小麦をひょうにやられて父さんが遠くへ出かせぎに行ったこと、
生まれてすぐに死んだ坊やのことで悩んだローラが、神の声を聞くために山に登って
ジョナサンという不思議な人に出会った事など、忘れがたいエピソードの数々でつづる。
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- 「きのうの日々」91/12/29(日)午前9:35-11:05
<不治の病と闘うアルバート>
- 多くの人々に感動を与えた番組のスペシャル版。このシリーズには父親役の
亡きマイケル・ランドンも登場する。
- ビンス・R・グティエレ脚本、ビクター・フレンチ監督。
町で暮らすアルバート(マシュー・ラボートー)が不治の病にかかる。真実を
告げられたアルバートは、懐かしいウォルナット・グローブで生活することを
希望し、姉ローラ(メリッサ・ギルバート)とも久しぶりに再会する。
彼の体は次第に衰弱していくが、最後の思い出を作ろうという強い意思は
揺るがない。
「この愛すべき子ら」91/12/30(月)午前9:30-11:00
- クリスマス間近なころローラの幼い娘が誘拐される
- 町はクリスマスの準備で大忙し。そんなある日、ローラ(メリッサ・ギルバート)の
娘ローズが誘拐される。必死に手掛かりを探すアルマンゾ、絶望の中で祈り続ける
ローラ。二人はエドワーズの助けを借り、誘拐者を追う。
「最後の別れ」91/12/31 (火)午前9:30-11:00
- 悪らつな不動産業者が法を盾に住民に町からの立ち退きを迫る
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