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スパインマッチングについて

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November 3, 2002

 気が付いてみれば、簡易スパインファインダー製作記も”その三”まできてしまいました。 ですが、一体どうしてこんなものを作っているか、またなぜそれが必要なのか等の前置きを一切せずに始めてしまいましたよね。 そこで、今回は巷で言う”スパインマッチング”とは何ぞやという疑問に迫りたいと思います。

 

1. スパインって何?

 辞書で調べると、背骨、脊椎、背(書物の)、サボテンなどの針なんて出ていますが、ここで言うスパインとはシャフトの継ぎ目?という意味です。 そもそも、グラファイトシャフトというものは、早い話、シート状の繊維を丸めて作られていますから、巻き終わったとことろはシートの端っこで”継ぎ目”となり、実際目には見えなくてもシャフトのフレックス、また振れ特性に微妙な影響を及ぼしてくるわけです。


2. スパインマッチング

 スパインアライメント、スパインオリエンテーションとも言われていますが、考案者はDick Weissという人で今では特許まで持っています。 GolfSmithがライセンスを所有し”PUREing”としてスパインオリエンテーションを行なっているのは周知の通り。 Weiss氏が発見したのは、先述のスパインをある特定の向きを差すようにして組み上げてやると、スイング中シャフトの挙動が安定し、ミート率の向上が実現できるというもの。


3. NBP(ニュートラルベンディングポイント)

 これは私も最近になってリサーチをするまで知らなかった用語で、とくに我々のような素人のあいだではスパインと混同されがちのようです。 定義するのが非常に難しいのですが、スパインをシャフトの継ぎ目で硬い筋すなわち”丘”とするとNBPは”谷”、つまりシャフトが最も自然にしなれるポイントと言えるかもしれません。 なかには、「フレックスの一番柔らかいところ」と説明しているものもありました。


4. シャフトの種類

 最近では、シャフトの製法も進化して”継ぎ目”のないものもあるようですが、度合い・形態はどうであれスパインはすべてのシャフトに存在するようです。 私の調べた限りでは、シャフトは主に3通りのタイプに分類することができます。


I. スパイン-180-NBP スパインのちょうど180度反対側にNBPが存在するということです。 スチールシャフトのほとんど、また一部のグラファイトシャフトがこの特性を示すといわれています。

II. スパイン1-180-スパイン2、NBP1-180-NBP2 大方のグラファイトシャフトはこの部類に属すると言って良いと思います。 双方シャフトの反対側(180度向う)に位置し、2より1の度合いが強いということです。 さらに、スパインとNBPの位置関係は90度で、両方合わせるとスパイン1-90-NBP1-90-スパイン2-90-NBP2ということになります。

III. その他 上記の2タイプ以外の特性をもつシャフトです。 なかには一本のシャフトにスパインとNBPそれぞれ3組ずつ混在するもの、またスパインが見当たらずNBPのみ存在するなど変則的なものもあるようです。


5. スパインの向き

 シャフトを組み立てる際のスパインの位置は、9時の方向、つまり飛球線方向を差すようにセットするのがベターという見解が最も一般的です。 USGAもニュートラルポジション(9時ないし3時方向)以外へ意図的にスパインをセットすることは違反としています。 しかしながら、今回私が見つけた資料のなかには、「NBPをニュートラルポジションにセットすべし」としているものが複数あったのも事実です。 確かに、シャフトの柔らかい部分を9時−3時にセットしたほうが自然のような気もしますよね。 さらに、スパインマッチングのメリットのひとつである、インパクト前のドゥループ(トゥダウン)を防ぐという観点からみても、硬い部分すなわちスパインをトゥ−ヒール(12時−6時)を向くようにしたほうが良いのでは?と思えなくもないですよね。

 

 こればっかりは、自分でいろいろと試してみないとはっきりとしたことは言えません。 幸い、特集?にしてきたスパインファインダーも完成しましたので、今週末あたり、思う存分に遊んでみようと思います。