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Q
7リハーモナイズについて質問します。例えば、「ドー・レー・ミーと言うメロディーに対してのリハーモナイズの仕方」の場合、それぞれの音を含んだコードを使用するという解釈でいいのでしょうか?「トップノートにメロディーがきていたらいい」という考えでいいと思うのですが、そうすると、トップノートはインヴァージョンで幾らでも「ドー・レー・ミー」とすることが出来ると思います。となると、調性外のコードもたくさん持ってくることが出来るようになり、結果として無数のコード進行が生まれると思います。どのコードを選ぶのかは個人の判断であると思いますが、こういう場合、何を念頭に置いてリハーモナイズするのが妥当なのでしょうか?ヒロさんの場合はどのようなことを考えてリハーモナイズしますか?(加藤史時さん)
「ドー・レー・ミーと言うメロディーに対してのリハーモナイズの仕方」ということですが、これは加藤さんが言われる通り、インヴァージョン(転回形)でいくらでもトップノートを「ドー・レー・ミー」にそろえることが出来ます。ですのでトップノート以外に規制を設けないと収拾がつかなくなってしまいます。
そこで考えるのはボトムノートです。ベースラインと言い換えることも出来るかもしれません。特にソロギターで演奏する場合はこの「ボトムノート」が重要になってくるでしょう。例えば、このボトムノートの動きをツー・ファイブ・ワン系の動きにしたい場合、おのずとコードが限定されてきます。
例として
Fm7-Bb7-Am7 (Bb7をIIb7と解釈した場合)、または
Cm7-F7(13)-Bb67(#11)
などが考えられます。
もうひとつの考え方は内声の動きに注目することです。
これはトップノートの「ドレミ」に対して、カウンターメロディーともなり得ますので、考えを進めていくとアレンジの領域に入ってくることになり可能性がさらに見えてきます。
例として
FM7-Ddim-CM7
トップは1弦のドレミで、内声は2弦のラ・ラb・ソになり、この場合のボトムの動きはツー・ファイブ系とはまったく違ったものになってきます。(厳密に言うとFM7はDm7に、DdimはG7(b9)と考えることが出来ますので、ツーファイブの変化形と考えることも出来ますが、ベースラインをあわせて考慮し理解を進めるとツーファイブではありません。このあたりはコード進行の「機能」そのものと深い関係がありますね。)
これらはいずれも単なる一例であって、勿論他にも多く考えられます。
最後は加藤さんのおっしゃるように「どのコードを選ぶのかは個人の判断」といえるわけですが、いくらか考えることはあります。
原曲に対するリハモの場合は、「原曲のコード進行をどこまで考慮し踏まえるか」が関係してくるでしょう。勿論、自分で作曲したオリジナル曲のハーモナイズの場合はその限りではありませんが、前後のコード進行との「バランス」を考慮する必要があるでしょう。「他とは違う(奇抜な)コード進行」が必ずしも優れているわけではありません。音楽としての「サウンドの流れ」を自分の感性によってコントロールし、決定していくことが必要だと思います。
最後に僕が何を頼りにハーモナイズしていくかという点ですが、これは簡単です。
Feel Goodかどうかだけです。「気持ちいいかどうか」だけで判断しながら曲を書いているといっても過言ではないですね。Q6
いつも拝見させていただいております。質問があるのですが、貴ラックにおきましてミキサーが無いことに気づきました。私もラックを使用しているのですが、ある楽器屋にて複数のエフェクターを使用する際はミキサーが必要とCAEのミキサーを購入しました。ダイレクト音を出したいが為に購入したのですが、ミキサーの有無と功罪(?)がありましたら教えていただきたく思います。(T.Yamaoさん)
個人的見解での結論からいいますと、ミキサーはあったほうがいいと思います。現時点(8/22/01)では写真はまだアップしていませんが私のラックにもミキサーが入っています。理由は原音(ドライ)を確保するためです。4X4が2台になりエフェクターが増えたためにドライを確保しないと音像がぼやけてしまいますので、CAEに作成してもらいました。基本的にはYamaoさんのお持ちのものと同じではないかと思います。
功罪というほどのものではありませんが、ミキサーの有無に関しては好みの問題だと思います。多くコンパクトエフェクターを単に数珠繋ぎで使用している方も多いと思いますが、おそらく問題は感じておられないのではないでしょうか。逆に数珠繋ぎによる効果と同じサウンドをミキサーを使用して出せるかというと、おそらく否でしょう。要は結果として出てくるサウンドが気に入るかどうかです。
システム構築にあたっては、「何台のエフェクターを使うのか」「どういう順序でつなぐのか」「モノラル&ステレオ仕様はどのようなものが何台あるのか」「どのような効果(サウンド)が欲しいのか」「使い勝手はどうなのか」等々、考慮しなければならない点は多いと思います。
一番大きな点は「ステレオ・システム」にするかどうかだと思います。ステレオにすると確かに音は広がります。しかしそれは芯がなくなる事であるとも言えるでしょう。そしてこの芯を取り戻すためにミキサーを使用してドライを確保するという方法が用いられます。
論題はそれますが「つなぐ順序」も再考&熟考すべきでしょう。本当に効果を激変させます。例えばコンプです。ギターの場合コンプは最初のほうにつなぐのが普通ですが、レコーディングのトータルコンプやミックス・ダウン時でのコンプは当然のことながら録音後、すなわち結果としてあとのほうにつながれることになります。だからと言って間違っている訳ではありません、それなりの効果があるからそのようにするわけです。この一例からもいえるように、エフェクトシステムに関しては常識にとらわれることなく思う存分試行錯誤していいと思います。ぜひともオリジナル&グッド・サウンドを見つけてください。
Q5
Key別のダイアトニックスケールコードはどうやってわりだしたらいいんでしょうか?後、Keyを転調する場合、どのKeyに移っても全然かまわないんですか?(樋口さん)
先ずそのキーのメジャースケールを書き出してみましょう。
Cのキーなら、C D E F G A B C
Fのキーならば、F G A Bb C D E F
Gのキーならば、G A B C D E F# G となります。これらの音列が、各キーのいわゆる「ドレミ・・・」です。 次にこれらのスケールの一番目の音から順に、
M7 / m7 / m7 / M7 / 7 / m7 / m7(b5) をあてはめます。するとCのキーなら、CM7 / Dm7 / Em7 / FM7 / G7 / Am7 / Bm7(b5)
/ Am7 / Bm7 / CM7 / D7 / Em7 / F#m7(b5) となります。
Fのキーならば、FM7 /G m7 / Am7 / BbM7 /C 7 / Dm7 / Em7(b5)
Gのキーならば、GM7転調するときは、一度トニックコード(主和音:ダイアトニック・スケール・コードの一番目)に戻った後は、何のキーに飛んでもOKです。
Q4
作曲するとき、僕の場合、まず、コード進行を組み立てるんですが、コードの選び方が分かりません。どぅお〜か教えてください。(樋口さん)
はじめにキーを設定しましょう。ここでは例えばCメジャー(ハ長調)とします。
基本的にメロディーは調号がつかない「ドレミ・・・」で出来ますね。
ではコードです。この「ドレミ・・・」、つまりピアノの白鍵のみで構成される基本的なコードは次の7種類です。
CM7 / Dm7 / Em7 / FM7 / G7 / Am7 / Bm7(b5)
この7つのコードのことをCメジャーの「ダイアトニック・スケール・コード」と言います。先ずはこのコード群の中から選択しながらコード進行を自由に作ってみてください。格好いいコード進行も出来れば、格好悪い進行も出来てしまうかもしれません。例えば
格好いい進行例
CM7 - Dm7 - Em7 - FM7 の繰り返し
CM7 - Dm7 の繰り返し
CM7 - FM7 の繰り返し
CM7 - Am7 - Dm7 - G7
CM7 - Em7 - Dm7 - G7
FM7 - Em7 - Am7 - Am7 等々
格好悪い進行例
G7 - Dm7 - CM7 - Bm7(b5) 等々これが出来れば次は転調です。これも簡単です。CのキーであればCM7でとりあえず完結したあと、好きなキーに移ってそのキーの「ダイアトニック・スケール・コード」でまたコード進行をはじめればいいわけです。
これだけでも無限の可能性がありますよ。色々試してみてください。
Q3
ゴスペルでの和音は、他のジャンルでの和音の構成と違うとか何とか聞いたんですが、実際のところ、どう違うんですか? (樋口さん)
はっきり答えましょう!私は知りません(ごめんなさい)。
「和音の構成」ということであればそんなに違いはないと思うのですが・・・・。でも、こう考えることも出来るかもしれません。日本の演歌や童謡をそれらしく聞かせるためにはどのような「和音の構成」が求められるのかということです。何も特殊な方法はありません。むしろ、テンションなどを駆使してボイシング(和音の構成)を操作してしまうならば「らしさ」を壊してしまうことになります。それよりも単純な3和音(トライアド)やセブンス・コードだけを用いて、「単純なコードに対するメロディーの選び方」を考えるほうが重要ではないでしょうか。加えてそのメロディーをどう表現するかということのほうが重要でしょう。
こちらではテレビでもゴスペルを頻繁に聞くことが出来ますが、音楽的には普通ですよ。しかしながら「これは日本人には出来ないなあ・・」と思わせる何かがあります。すなわちその表現方法です。演歌も「日本人故の表現方法」と言えるのと同じだと思います。
残念ながら私はゴスペルには明るくありませんが、研究されておられる方は「常套句」的なものを見い出されておられるのかもしれませんね。
Q2
アドリブについての質問です。御多分にもれず、私も立派な?理論、アドリブの挫折者です。コピーはできても、自分のアドリブは弾けない。(・・・てなことはなく、少しは弾けるがフレーズがチープでワンパターン、コードからよくはずれるんです)コード進行をおおざっぱに分析?し、ダイアトニックやドミナントで対処するも、スケールのベタ弾きやアルペジオの単純な上下運動フレーズにはまります。本当は音数少な目で、グッとくるフレーズを弾きたいんですが。(チェット・ベイカーのフレーズのように)それには弾きたい音をちゃんと知ってなければいけないわけで・・・・・・今考えてることは、1.テーマや、アドリブコピーをフェイクして弾いてみる。2.ダイアトニックスケールとアルペジオでは音の組み合わせを考えて弾く。(たぶんその場しのぎの当てずっぽになるでしょうけど)3.ペンタトニック+ブルーノートだけで全編弾いてみる。などですがいかがでしょう?最近はコピーフレーズをコード進行にてらして分析してるので、法則や関係はある程度分かってはきてますが、実際に弾くとやっぱりコピーフレーズに終始するなー。コピーを自分のフレーズに上手く移行する事さえできれば、世界がパッと広がると思うんですがねー。(T.Sさん)
誰もが必ず直面する問題ですね。私が思うに「フレーズ」というのは捉えどころのないものであって、単に「単語や熟語」のように話すための(すなわちアドリブをするための)一つの単位とくくってしまうのはある意味危険だと思うのです。どういうことか例をとって説明しましょう。、英語を話すためにはまず単語&文法を知らなければどうにもならない、とよく言われます。私も英語圏で生活していますのでこれは真理といえます。しかし、単語を知らなくてもコミュニケーションは出来ます。小さい子供がいい例でしょう。英語なんか話せなくても単純な意志伝達は可能なのです。しかしながら、学校で英語を学んだ故に「単語・熟語・文法」等という事柄を意識しだすと、とたんにコミュニケートできなくなってしまいます。もしくは単語を知っているのに全く活用できない状況にもなってしまいます。このような状況ゆえに「トラウマ」を生み出してしまったならば・・・・・英語アレルギー(苦手意識)になってしまいかねません。
話をアドリブに戻しましょう。この例(極めて抽象的ですが)をアドリブに当てはめるとこうなります。「フレーズ(単語)を知らないと、アドリブ(会話)ができない。」と考えてしまうのは必要はない。この面で苦手意識を持ってしまうと、自ら大きな壁を目の前に作っているのと同じなのです。
さて、TSさんの場合はチェット・ベイカーのようなシンプルなアドリブをされたいとのことです。であれば先ずは「フレーズなど弾かなくとも、アドリブは出来る。」というコロンブスの卵的な事柄を再認識することが近道かもしれません。
ジムホールを聴いてみてください。フレーズらしいフレーズはほとんど出てきません。(ここでいうフレーズとはコピーしてそのまま流用しやすいフレーズのことです。)
Q1
演奏の時左指のノイズが気になります。最近かなり少なくなってきてますが、指を離したとき軽いプリングオフ状態で、開放弦が小さく「フワーーーーーーーン」と鳴ります。ピック使用の時は右手のひらで低音部はミュートしてますが、弾いてる弦の直上弦(3弦を弾いてる場合の4弦)はミュート出来ませんし、空いてる左指でミュートしても今度はその指が離れるとき同じ状況となることが多いです。さらに指弾きの時は、低音部が無法状態となり大変なことに・・・・・・WESも宮之上さんも右手は完全に浮いてるのに・・・・・。指は以前ほどバタついておりませんが、プロの方でバタついてる方でもノイズは出ませんよね・・・・実はこの質問いろいろな方にお聞きしてるんですが(節操がなくてすみません)皆さん無意識にやっておられるためか、「実際に見てみないとわからなーーーーーーーい」「少しは出ますよ」・・・・・出てないです!「気にしたことないなー」というお答えがほとんどです。なにか良い方法があれば教えてください。(T.Sさん)
所謂ミュートですね。このミュートの必要性というのはいろいろな状況で生じます。そのような時にうまくミュート処理が行われていないと、低音弦でのフィードバックやノイズが生じるわけです。このミュートの方法は普通無意識に行われているので、その時々「さてこの場合はどうやってミュートしようか・・」などとは勿論考えていないわけです。しかし無意識に行えるようになるには、意識的にそのコツを体で覚えてしまわなければなりません。方法は人それぞれですが、私の場合は(あえて自己分析してみたところ)以下の方法でミュートしているようです。(ようですというのも変ですが・・・)
ノイズが出てしまうのは(1)からいきなり(2)の状態にいきなり指を上げてしまうためです。これではゆっくり真上にリリースしてもかすかなノイズが出てしまいます。特にハーモニクス・ポジションの場合はまずハーモニクス音がでます。しかし弦から指を離してしまわず(3)の状態で指を止め、弦の上に指を残したならば開放ノイズは出ません。当たり前のようですがこの原理を応用していくといいと思います。
(1) (2) (3) オクターブで弾く場合でも、ポジションを移動するときに(すべてのケースではありませんが)完全に弦から離してしまわずに弦の上をすべっていく感じでポジション移動をすればいいわけです。単音のフレーズの場合でも(4)にあるように(p)を押さえたり離したりしているときにも( i )を同じ弦の上に軽く乗せておけば開放ノイズを抑止することが出来ます。
(4)
というように自己分析をしてみたところ( i )の使い方がポイントのようです。勿論この( i )をねかせることにより隣の弦もミュートできますので、70%くらいの割合で( i )はリラックスして弦に触れた状態で指板上に残っています。
極端な例ですがレコーディングの場合の例をひとつ。「低音弦を使わない」事がはっきりしているフレーズにおいてどうしても解放ノイズを抑止したい場合、その弦をテープで止めてしまう事もあります。この場合ハーモニクス・ポイントを避けて2箇所止めると完璧です。
またジムホールが使っているような解放弦をミュートしてしまうダンパーを用いることにより、フィードバックと共に解放ノイズも抑止できるでしょう。ただしこの場合解放弦の音そのものが出なくなってしまいますが・・・・・
それだけ皆さん苦労して悩みつつ試行錯誤しておられるのでしょうね。
余談ですが「弦から両手が離れてしまう」瞬間はよくありますが、この事により起きる弊害がもう一つあります。それはアース・ノイズです。両手をギターのアースラインから離すと「ジー」というノイズが出ますが、アースラインに触れるとノイズは止まります。これはいたって正常です。しかしこの動きがフレーズの中で繰り返しおこると、その度に「パチッ」というノイズを生んでしまいます。レコーディングではとても気になるものです。この場合、ギターからアンプの間のアースラインのどこからか、自分の体の一部(例えば足首)のアースと落としてやることにより問題が解決します。