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Cinema Sha-verite... vol.15

             

"Sleepy Hollow"


November 20, 1999 (Saturday)

Mann Village Theatre, Westwood $5.00
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リチー、クリストファー・ウォーケン


時代は1799年。舞台はマンハッタン。自ら発明した科学技術を駆使して
難事件を解決に導こうとする若手警察官クレイン(デップ)。伝統的な審判を
信じる部長(クリストファー・リー!)とは常に対立する立場にある。
そんなある日、ニューヨーク州北端にある農村「スリーピー・ホロウ」へ
行けと命じられる。迷宮入りになりそうな連続殺人事件の調査を任命されたのだ。

クレインがたどり着いたのは世にも怪奇な小さな村。ここで、3人の村民が
「頭の無い騎士」によって首を斬られて殺されたという。複雑な人間関係の中、
事件解決に挑むクレインだが、彼の背後にも頭の無い騎士の影が現われる・・・。

さしずめ、江戸川乱歩の世界をバートンが映画化すればこうなるのかと思わせるような
陰惨なムードたっぷりのミステリーワールド。気丈な村の娘(C.リチー)とは
対象的に怖がってばかりいるデップ演じる警官はケッサク。ダニー・エルフマンの
音楽もバートン作品ではイキイキとしている(といっても、この人の作品はすべて一緒に
聞こえますが)。

特筆すべきは、美術と撮影。とにかくプロダクション・バリューがすばらしく、
次回誰かが金田一耕助モノを撮る時は絶対この撮影監督(エマニュエル・ルベズキ)を
雇わないとアカンでしょう。

あまりにも首がポンポン斬られたり、血がドバーっと出たりと、グロテスクな
部分ばかり批評されているこの作品。でも「頭の無い騎士」や首を斬られるシーンなど
ILMが手がけたSFXシーンは特撮を感じさせない自然な仕上がり。メイキングを
見るのが楽しみです。

「マーズ・アタック」以来のバートン新作。本当はワーナーでニコラス・ケイジを
使って「スーパーマン」の新作を撮る予定でしたが、予算やクリエィティブな事で
モメてクビになってしまいました。丁度その時、彼の元へ送られたのがこの映画の企画。
ウップンを十分に晴らしてくれたようです。




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