トップページへ

Cinema Sha-Verite...トップページへ

Cinema Sha-verite... Vol. 15 / 2002


「インソムニア」

"INSOMNIA"

September 4, 2002 (Wednesday)
日本ヘラルド映画関西支社・試写室

監督:クリストファー・ノーラン
出演:アル・パチーノ、ロビン・ウィリアムス、ヒラリー・スワンク、マーティン・ドノバンほか


「メメント」の監督のメジャー進出第一作。(「メメント」は未見)
アメリカでもとても評判が良かったこの作品。

雰囲気はもう完全に「ツイン・ピークス」。
あれには僕もかなりイレ込んでいたので、「インソムニア」の導入部や
音楽だけで、もうすんなりその世界に入っていけました。

ロケーションが素晴らしい。
アラスカで撮影したそうですけど、こういう所やアフリカなどは、
コンパクトカメラでパチッと撮っただけでもプロが撮ったような絵に仕上がります。
(別に撮影監督に才能が無いと言ってるわけではありませんヨ)
それだけ、その場所が写真を超越してしまってるわけなんですね。
スコープサイズの画面がロケーションの広大さや孤独感(そして気温など)を
うまく表現していました。

俳優陣。
パチーノはやはりパチーノ。
デ・ニーロしかり、あれほどの力量を持った俳優さんを見せられると
日本の役者はどないなってんねん!と首をひねってしまいます。
でも、スターと言われている人はかならずその人自身のキャラが強すぎるから
どんな役をやっても「スター」の色を隠せないんですね。
パチーノは何をを演じてもパチーノ、デ・ニーロもどんな役でもデ・ニーロ。
日本だと高倉健さんあたりにも同じことが言えますね。

ヒラリー・スワンクもルーキー警官をうまく演じてました。
あんまりスクリーンタイムはありませんが、ロッジの女将(?)役の
モーラ・ティアニーも良かったですね。「流れ者」の心情が伝わってきました。

内容に関してはあんまりここで書けませんが(スリラーなので・・・)、
見ごたえがありましたね。それはやはり、力量のある俳優同士のぶつかりが
あったからだと思います。ウィリアムスもこの映画で味をしめたのか、
次回作「ONE HOUR PHOTO」でも敵役を演じています。

ノーラン監督。
渋い演出ですね。重量感があります。
パチーノがどんどん睡眠不足になっていくあたりなんて、見事でした。
重量感のある作品を観た後には、満足感に浸れます。
そこが「映画」のいいところなんでしょうけど。


追記:
最近ないがしろにされ気味の字幕ですが、この作品の字幕はなかなか
良かったと思います。



Ciname Sha-verite... トップページへ