Cinema Sha-verite... Vol. 9 / 2002
「ミーン・マシーン」
"MEAN MACHINE"
August 12, 2002 (Monday)
UIP関西支社・試写室
監督:バリー・スコルニック
出演:ヴィニー・ジョーンズ、デヴィッド・ケリーほか
昨年ヒットしたイギリス映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」は
まだ観ていませんが、本作はあの製作チームが送りだしてきた最新作とのこと。
画面作りにかなりクセがあるので、「ロック、・・・」もそういう作品なんやろうなというのが
なんとなく想像つきます。
作品の内容をまったく知らずに試写を観にいったのですが、オープニング2分で
「あ、これ「ロンゲスト・ヤード」のパクリやん!」と思った瞬間、メイン・クレジットに
「原作:"THE LONGEST
YARD"」とありました。僕の大好きな作品のひとつです。
「ロンゲスト・ヤード」はバート・レイノルズ主演、ロバート・オルドリッチ監督の
監獄アクション。オリジナル版ではレイノルズが花形フットボール選手に扮していますが、
「ミーン・・・」の主人公は元花形サッカー選手。八百長試合で捕まってムショ行きになってしまった
主人公につらくあたる囚人たち。ワールドカップを観た後なので、なんとなく囚人たちに同情してしまいます。
なんせ、イギリス人のサッカー好きはハンパやないようですから。
前半のドラマ部分は、オリジナル版とヒケをとらないほど良く書けていますし、
キャラクターもとても面白い。でも、後半の試合シーンは完全にオリジナル版の圧勝。
スプリットスクリーンとスローモーションをあれほど美しく使える監督は、もうオルドリッチの
後にはいないのかもしれません・・・(デ・パルマ、がんばれ!)
でも、オリジナル版を知らない人にはとても面白い作品になっていると思います。
最後のオチもオリジナル版を愛する僕でも納得できるものになっていましたし。
特に、にわかサッカー・ファンの方々には喜んでもらえる一本でしょう。
拡大公開をしないようなので、10月の公開時にはお見逃しなく!