Cinema Sha-verite... Vol.2 / 2001
June 9, 2001 (Saturday)
Mann Village, Westwood $9.00
監督:マイケル・ベイ
出演:ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセイル、
キューバ・グッディン、Jr.他
で、作品はどうだったかというと、それはもうハナクソ映画でした。(失礼をお許し下さい)
メイン・プロットになっている三角関係は、フジテレビのドラマ班でさえ扱わないような
チンケな代物。「タイタニック」をはっきりと意識したドラマ構成は完全に空振りで、まるで
「恋愛モノ」と「アクション映画」を無理やり編集してくっつけたような仕上がり。
僕はアフレックという俳優をあまり買ってないんですけど、こんな大作を独りで
引っ張っていく力はまったくありません。ベッキンセイルも、ニコール・キッドマンの
焼き直しのようで、カリスマ性が無かった。反対に、ジョシュ・ハートネットは、ミテクレとは
違うナイーブな面が良く出てたと思うし、アカデミー賞受賞者のグッディン、Jr.は
セリフが無くても存在感があったのが救いでした。
一番アタマにきたのが日本側の描き方。
出てくる日本人はマコさん以外ほとんど日系の方で、まともに日本語のセリフを
言えていない。(日本で公開するときは「日本語」字幕を付けるのだろうか?)
英文を直訳したようなセリフは、日本側からプロの脚本家が参加してないのを
明白にしています。作戦会議のシーンなどは、思わず笑ってしまうほどヒドかった。
(なんでマコさんが山本五十六やねん!)
予算が削られたからって、史実を語る上で重要な日本側のシーンをあんなに安っぽく
見せていいのか?とハリウッド映画関係者のメンタリティをあらためて疑ってしまいました。
(ま、もともとメンタリティと呼ばれるものはハリウッドには無いのですけど・・・)
ちなみに、エンド・ロールには「ジャパニーズ・テクニカル・アドバイザー」なる
肩書きの方が2人クレジットされていましたが、日本人ではありませんでした。
「トラ!トラ!トラ!」がいかにチャレンジングな作品だったか、良くわかります。
ここにまた、「ライジング・サン」に匹敵する映画が生まれてしまったようです。
p.s.
ハナクソ映画にも素晴らしい点はありました:
予算の大半を要したと言われている真珠湾攻撃シーンは、思わず絶句してしまうほどの
迫力でした。他はいいから、ここだけでも映画館の大スクリーンで観る価値はあるかも
しれません。
Ciname
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